FXの実態調査報告書から攻略法を探る。年収がFXの成績に大きく関係!?

一般社団法人の金融先物取引業協会が2018年9月27日に「外国為替証拠金取引の取引顧客における金融リテラシーに関する実態調査」を行い、その結果を公表しました。

金融先物取引業協会-調査レポートなど

「インターネット調査」、「サンプル数1000」なので参考程度に考えていますが、全56ページになる調査データは興味深い結果がいくつかありました。

その中気になったものを紹介するとともに、FXで利益を上げている人の共通点、攻略法がないか探ってみます。

FXで利益を出している人とは

まず初めにアンケート結果からFXで利益を出している人の属性を見てみます。

2017年の1年間で利益を出した人が多い属性としては、男性30代の66.4%世帯年収が700万~1000万の71.0%、1000万円以上の67.9%です。

世帯年収別で利益を出した人の割合

FXで利益を出している人は世帯年収でその結果に大きな違いが出ています。

世帯年収利益を出した人の割合20万円以上の割合
200万円未満34.5%11.4%
200~400万円53.2%21.5%
400~700万円61.3%22.9%
700~1000万円71.0%28.5%
1000万円以上67.9%35.2%

1000万以上で多少減少しますが、基本的には世帯年収が上がるほどFXで利益を出した人の率が高くなっています

「余裕資産が多いのでリスク管理をしながら運用している」と考えられます。他の結果もみてみます。

世帯年収別証拠金倍率

リスクをどのように考えているのか「世帯年収別の証拠金倍率」は下記のとおりです。

世帯年収1倍未満15倍以上
200万円未満12.6%29.8%
200~400万円9.3%33.7%
400~700万円6.9%25.5%
700~1000万円5.5%20.0%
1000万円以上1.3%23.3%

少し意外でした。世帯年収が多い人は実行倍率1倍未満で外貨預金と同じような感覚で運用してリスクを極力下げて確実に利益を出しているのかと思っていましたが必ずしもそうではないようです。むしろ年収が低い人ほど1倍未満の証拠金倍率の人が多いです。

しかし世帯年収が多い人は証拠金倍率15倍以上での高レバレッジでの取引も少ないため、ある程度のリスク許容範囲内で多少レバレッジをかけているというのが考えられます。

世帯年収別一回当たりの取引金額

次は一回あたりの取引金額です。

世帯年収10万円未満 50万円以上100万円以上
200万円未満64.4% 16.1%11.5%
200~400万円48.3% 31.2%20.5%
400~700万円44.1% 32.7%21.5%
700~1000万円36.0% 39.0%30.5%
1000万円以上29.6% 44.7%34.0%

世帯年収が多い人が一回の取引金額が大きいです。単純に預託証拠金が大きいからだとは思いますが。

世帯年収が多い方がFXで勝っている人が多い。レバレッジは多少掛けた方が勝率が良い。ただし、掛けすぎるのは良くない。

FXで損失を出した原因

レポートには損失を出してしまった原因もあり、一番の原因は「損切りができなかったから」が 56.5%。次に「根拠の薄い取引をしてしまったから」が37.7%、「損切りのタイミングが早すぎたから」が28.5%でした。

当然と言えば当然ですが「損切り」がうまくいかなかったことが損失につながったと考えている人が多いです。改めて「損切りの難しさ」がわかります。

さいごに

少し気になるデータもありましたが、世帯年収が少ない人はFXで負けている人が多い。というのが一番の真理と考えており、これにはさまざまな要因が考えられます。

まずは、世帯年収が少ないのは年齢が低いという可能性が高く、FXの経験自体が浅いという点。

次に、余裕資金が少ないので高レバレッジになってしまい、損切りができず強制ロスカットされてしまう。ということなどが考えられます。

基本的なことですが「レバレッジをかけすぎない」、「余裕資金で行うことで、冷静に判断」これがFXで利益を上げる一番の近道ということが改めてわかりました。

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