実態調査からみるFX攻略法

一般社団法人の金融先物取引業協会が9月27日に「外国為替証拠金取引の取引顧客における金融リテラシーに関する実態調査」を行い、その結果を公表しました。

金融先物取引業協会-調査レポートなど

[インターネット調査]、[サンプル数1000]のため、あくまでも参考程度と考えていますが、全56ページになる調査データは興味深い結果となっていました。

その中でも私が気になったものを紹介するとともに、FXで利益を上げるポイントを探っていきます。




FXで利益を出している人とは

昨年1年間で利益を出した人が多い属性として、目についたのは男性30代の66.4%、

世帯年収が700万~1000万が71.0%、1000万円以上が67.9%である。

特に世帯年収別で見た結果には大きな違いが出ている。以下抜粋。

世帯年収利益を出した人利益20万円以上
200万円未満34.5%11.4%
200~400万円53.2%21.5%
400~700万円61.3%22.9%
700~1000万円71.0%28.5%
1000万円以上67.9%35.2%

考えられる要因として、ある程度余裕資産があり、リスク管理しながら運用しているからではないかと考えられる。もう少し見ていこう。

世帯年収別証拠金倍率

世帯年収別の証拠金倍率をみていきます。

世帯年収1倍未満15倍以上
200万円未満12.6%29.8%
200~400万円9.3%33.7%
400~700万円6.9%25.5%
700~1000万円5.5%20.0%
1000万円以上1.3%23.3%

少し意外でした。世帯年収が多い人は実行倍率1倍未満で運用し、リスクを下げ確実に利益を出しているのかと思っていましたが、必ずしもそうではないということです。

ただし、15倍以上の高レバレッジでの取引も少ないため、ある程度リスク許容範囲内でレバレッジをかけているというのが見えてきます。

ただし、世帯年収が多い=取引口座に多くのお金がある。というデータはなかったため、世帯年収別に預託証拠金がいくらあるのかが分かるとよかったです。

世帯年収別一回当たりの取引金額

次に一回あたりの取引金額を見ていきます。

世帯年収10万円未満100万円以上
200万円未満64.4%11.5%
200~400万円48.3%20.5%
400~700万円44.1%21.5%
700~1000万円36.0%30.5%
1000万円以上29.6%34.0%

1ドル113円で1万米ドルを取引した場合の取引金額は113万円になる。

そのため、1000通貨でも10万円超えるはずなのに、10万円未満とはどういうことか?と思ったが、たぶん1000通貨のことなんだろう。

同じ理屈で考えるとドル円1万通貨は100万円未満に分類されているかもしれないので50万円以上の割合も見てみる。

世帯年収50万円以上
200万円未満16.1%
200~400万円31.2%
400~700万円32.7%
700~1000万円39.0%
1000万円以上44.7%

こうしてみると、世帯年収が多い方が一回の取引金額が大きい。たぶん、ベースが1万通貨なのだろう。

まとめ

少し気になるのもあったが、世帯年収が少ない人はFXで負けている人が多い。というのは真理と思われる。

もちろん、これにはさまざまな要因があると思う。

世帯年収が少ないのは年齢が低いという可能性が大きく、FXの経験自体が浅いのではないかと考えられる。1回当たりの取引金額が少ないのも、そのためだからではないか。

他には、余裕資金が少なく高レバレッジになってしまい、ロスカットされてしまうということが考えられる。余裕資金が少ないと損切りもなかなかできないとも考えられる。

基本だが、レバレッジをかけすぎず、余裕資金で行い、冷静に取引するのが一番の近道ということなのだろう。

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