不二家は人気株主優待を実施するが業績悪化懸念で株価は伸び悩み・・・【2211】

山崎製パン傘下の不二家(2211)ですが、業績下方修正を行うなど、厳しい決算が続き、なかなか株価が上昇してきません。

人気の株主優待を実施しているため、底値は比較的固いですが、今後の株価・配当・優待がどうなるかを株価指標・業績推移・株価チャートから分析してみました。

不二家の株価POINT
  • 業績に不安があるため、株価はやや安い水準
  • 配当・優待利回りは合わせて約2%でお得感は微妙

株価指標と事業内容について

はじめに不二家の株価と事業内容をみていきます

株価指標について

現在の株価:2,139円

予定年間配当:15円

年間配当利回り:約0.7%

予想PER:45.9倍、PBR:1.2倍

PBRは若干割安、予想PERは業績下方修正の影響もあり割高です。

※株価は2019年11月28日終値

不二家(2211)とは

株式会社不二家(ふじや、英称 Fujiya Co.,Ltd.)は、ケーキなど洋菓子を中心に菓子類の製造販売を主とする老舗の食品メーカー。洋菓子店のほかレストランをフランチャイズ展開している。1910年(明治43年)創業。2008年より山崎製パンの子会社となっている。

wikipediaより

売上の構成比は下記となっています。

  • 製菓事業 61.2%
  • 洋菓子事業 25.3%
  • レストラン事業 5.8%
  • 飲料事業5.4%

参考:事業案内|株式会社不二家

業績推移と株価チャートについて

続いて業績推移と株価チャートについて見ていきます。

売上高と経常利益の推移

売上はここ数年は横ばい、2019年2月期の予想経常利益は30億円の予定でしたが下方修正を行い、前期比マイナスの26億円の減益予想としています。

参考:財務ハイライト|株式会社不二家

株価チャートについて

下記は不二家の5年分の週足株価チャートです。

2,000円周辺は底値となりやすいポイントです。現在は底値圏を脱出しているものの、業績不安もあり、なかなか上昇できていない。という印象です。

上値は2,400-2,600円が強いポイントです。

配当推移と株主優待について

続いて配当推移と株主優待について見ていきます。

配当推移について

2014年12月期2015年12月期2016年12月期2017年12月期2018年12月期2019年12月期(予)
0円0円10円15円15円15円

過去には業績が悪く無配になることもありました。現在は持ち直して2019年3月期は据え置きの15円予定です。今のところ減配する可能性は低いですが、増配期待値も低いです。

株主優待制度について

不二家の株主優待は「自社店舗で利用することができる優待券」です。保有株式数により金額が変わります。

所有株式数ご優待内容
100株から499株まで株主ご優待券 500円券×6枚 (3,000円分)
500株から999株まで株主ご優待券 500円券×8枚 (4,000円分)
1,000株以上株主ご優待券 500円券×12枚 (6,000円分)

100株保有で3,000円分なので優待利回りは約1.4%です。

自社店舗で利用できる優待券は無くなりにくい優待(絶対無くならないわけではないです)ですし、過去を見ると業績が悪化してもまずは配当が無くなるのが先だと考えられます。

参考:株主優待制度|株式会社不二家

最近の業績と今後の見通しを確認

最後に最近の業績と今後について考えてみます。

最近の業績について

2019年10月28日の決算にて2019年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は4.6億円と発表、前年同期比で56.5%減と苦戦しています。

とはいえ、過去の実績でも2Q、3Qの経常利益は赤字な事が多く、4Qが稼ぎ時です。通期計画は26億円のため、21.4億円必要です。

無理な数字ではないですが、増税の影響を考えるとかなり厳しい数字です。

今後について

不採算店舗の閉鎖等により、年々洋菓子事業の売上は落ち込んでいます。それと比較し、製菓事業は順調に伸びています。

現在の株価には伸びしろがある反面、配当・優待を合わせた利回りが約2%なので、買い時かと言われると微妙なラインです。

一つのニュースや出来事で大きく売り上げが左右される銘柄の一つなので、新商品で大ヒットが生まれればそれだけでものすごく株価に影響します。

個人的には中国でもっと伸びると面白いかと思っています。

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