ファミリーマート(ファミマ)の株価下落要因を分析。割安感があり業績も好調が大きく回復【8028】

伊藤忠商事の子会社でコンビニ大手のファミリーマート(8028)の今後が長期の株価チャートを確認すると下落して推移しています。果たして今後の株価・配当はどうなるのか。株価下落要因を業績推移・株価チャートなどから分析してみました。

ファミリーマートの株価POINT
  • 株価には割高感はなく配当利回りはやや高い
  • 配当は増配傾向、減配する可能性は低い
  • 利益は回復し2021年2月期の業績見通しはかなり強気
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ファミリーマートの事業内容と株価指標

はじめにファミリーマートの事業内容と株価指標を確認していきます。

ファミリーマート(8028)とは

株式会社ファミリーマート (英: FamilyMart Co.,Ltd.)は、ファミリーマートを運営する日本のコンビニエンスストア (CVS) フランチャイザーである。東証1部上場の大手総合商社である伊藤忠商事の子会社。

ジョナスとして発足した当社はファミリーマートへ名称変更後、ユニー・ファミリーマートホールディングスへ改名。その後再びファミリーマートに商号を戻している。吸収合併した各社より引き継いだam/pm、ココストア、サークルK、サンクスなどのブランドでもコンビニエンスストアを運営していたが、いずれもすでにファミリーマートに集約されている。

簡単な流れとしては、サークルKサンクスを傘下に持つユニー・グループとファミリーマートが合併して「ユニー・ファミリーマートホールディングス」へ改名。2019年1月にパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(旧ドン・キホーテ)にサークルKサンクス以外のユニーを売却し「ファミリーマート」へ戻したという感じです。

現在の事業セグメントは「コンビニエンスストア事業」に特化する形となっています。また、2019年2月末に1株を4株へ株式分割をしています。

参考:沿革|ファミリーマート

ファミリーマートの株価指標

下記は2020年4月17日終値時点のファミリーマートの株価指標と配当利回りです。

現在の株価:1,850円

予想年間配当:48円

年間配当利回り:約2.59%

予想PER:15.6倍、PBR:1.6倍

株価は下落したことで割高感は無くなり配当利回りもやや高くなっています。

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ファミリーマートの業績・配当推移と株価チャート

次にファミリーマートの業績・配当の推移と株価チャートの推移を確認していきます。

売上高と経常利益の推移

下記はファミリーマートの売上高と経常利益の推移です。

2019年2月期はユニー売却などの影響から大きく業績を修正。利益推移はかなり厳しかったですが、2020年2月期は組織をスリム化し利益率を上げて利益が回復しています。2021年2月期は更に大きく利益を伸ばす見通しでかなり強気の業績見通しです。

参考:業績ハイライト|ファミリーマート

配当金の推移

下記はファミリーマートの配当金の推移です。株式分割後の株数に換算した数値です。

ファミリーマート年間配当金の推移

2016年2月期:27.5円
2017年2月期:28円
2018年2月期:28円
2019年2月期:36円
2020年2月期:40円
2021年2月期:48円(予)

配当は増配傾向です。

配当方針は「安定的かつ継続的に連結業績の成長に見合った成果の配分を行っていくことを基本とし、連結配当性向40%を目処」としています。2020年2月期の配当性向はやや高めの46.5%でしたが2021年2月期の予想配当性向は約40%の予定です。

参考:株主還元・配当金|ファミリーマート

株価チャートの推移

下記はファミリーマート5年分の週足株価チャートの動きです。

比較的レンジで推移していた株価ですが、2018年に入ると「伊藤忠商事の公開買い付け(TOB)」、「業績上方修正」、流動株式が減少していたところに日銀のETF買いが加わったことなど様々な要因で株価は上昇しました。

しかし、その後は割高になった株価や業績悪化で株価下落。更に新型コロナウイルスの影響も加わり下落しています。上昇前の株価まで下落している形です。

ファミリーマートの決算内容と今後について

最後にファミリーマートの決算内容確認と、今後について考えて見ました。

決算内容の確認

2020年4月13日の決算にて2020年2月期の連結経常利益は462億円と発表、2021年2月期は830億円の見通しとしています。また、2020年2月期の年間配当は48円に増配する方針としています。

2021年2月期の最終利益の見通しは中期計画にて600億円を目標としているため、その目標に向けた業績見通しとなっていますが、これまでの利益推移を考えるとかなり強気です。

今後について

これまで株価が1万円近く値がさ株だったファミリーマートですが、株式分割をしたことで買いやすくなりました。現在の株価は下落したことで以前ほどの割高感はないですが、割安ではないです。上昇前の株価になっているという状態です。

現在はコンビニ事業に注力することで、主に既存店への投資を増やしてセルフレジなどの店舗運営の効率化、人件費のコスト増へ対応を行うとともに、本部のコスト減や関連会社の収益改善に取り組んでいます。

ファミリーマートはサークルKサンクスを吸収したことで国内2位のコンビニ店舗数となっています。しかし、国内の店舗数はすでに飽和状態となっています。この先、どのようにして利益を伸ばしていくのかを見極める必要がありそうです。

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