円安・円高が影響する日本株式の銘柄。メリット・デメリットについて

2022年3月以降、記録的な「円安、米ドル高」が進行しています。

今回は、為替の影響を受ける日本株式の銘柄について、円安がメリットになる銘柄、デメリットになる銘柄について考えてみました。

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円安のメリットを受ける銘柄

円安がメリットとなる株式銘柄を考えてみます。

輸出企業はプラス影響

為替が1米ドル100円から130円に円安ドル高となった場合、主に輸出関係の銘柄が恩恵を受けます。

例えば1ドルの商品が海外で売れた場合、元々100円で売れていたものが130円になります。

そのため、為替は会社の業績に直接影響します。為替レートが想定より1円違うだけで年間数十億円影響を受ける会社もあります。

大企業は輸出企業が多い

自動車メーカーをはじめ、日本の大企業はアメリカだけでなく世界で事業を展開している輸出企業が多いです。

そのため、「日本全体」として考えた場合、円安ドル高はプラスと考えられています

円安ドル高のデメリットを受ける銘柄

円安ドル高がデメリットとなる株式銘柄を考えてみます。

輸入企業はマイナス影響

円安ドル高は、輸入企業にとってマイナスとなります。

原材料を輸入して国内で加工販売する食品や水産、商品を海外から調達する小売り銘柄は調達する金額が高くなるため、円安が業績にマイナス影響となります。

ほかにも原油・天然ガスなど(為替だけでなく原材料自体の値段の影響もありますが)を輸入している電力・空陸などの業界もマイナスに影響します。

個人消費への影響

食品関係・電力など、輸入企業の多くは各家庭で消費する商品です。

そのため、円安ドル高が進行した場合は仕入れ価格が上昇し、商品価格の値上げにつながり、個人消費が落ち込む可能性があります。

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銘柄の違いについて

銘柄の違いについてより細かく見ていきます。

全てが当てはまるわけではない

円安・円高による利益上振れの期待はあくまでも「しっかりとした業績、競争力」を持っていることが前提となります。

利益率が上昇しても、売り上げが落ち込めば利益は増えません。

食品業界の例

例えば、「味の素」は食品業界として有名ですが、実はグローバル企業なので円安になると海外の収益が増えますが、調達コストが増加するので国内では厳しくなります。

「キッコーマン」もグローバル化しているため、単純に食品関係の銘柄全てが円安でデメリットがあるとは言えません

特に、食品関係は海外進出している大手企業も多く海外比率が高まっています。為替の影響を気にする場合は、その会社の海外売上比率をしっかり確認する必要があります。

気を付けること

大手メーカーはさまざまな商品の値上げを行うなど、小売業界では物価上昇、景気減速などにより消費の落ち込みが懸念されています。

個々の見極め

ブランド力のある商品の場合は多少値上げしても消費量はそこまで変わらないですが、同じような商品が他社でも生産されている場合、そちらに流れてしまう可能性もあります。

近年では安くて品質の良いPB商品(プライベート商品)が増えており、そちらに流れる可能性も想定されます。

為替がどちらに動くかはわからない

長期的な為替の予想はものすごく難しいです(短期的な予想も難しいですが)。

為替がどちらに動くか自信がある人は「円高メリット銘柄」、「円安メリット銘柄」のどちらかに保有銘柄を寄せることで大きな利益を得ることができます。

逆に為替の影響を考えたくない人は「円高メリット銘柄」と「円安メリット銘柄」に保有株を分散することでそのリスクを減らすことができます。

あくまでも個人的な思い

過去、急激な円高進行の際には、為替介入を行い円安を誘導しています。

しかし、現状の円安進行(主に対米ドル)で家庭に打撃があっても大きな動きを見せていないことから「国」としては円安を歓迎していると個人的には感じてしまいます。

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