エーザイの株価が期待から急上昇!業績好調だが急落の可能性も【4523】

エーザイ(4523)の株価が新薬申請のニュースで大きく上昇しました。これまでも新薬のニュースで大きく株価が上下したことのあるエーザイ株について考えてみました。

エーザイの株価POINT
  • 株価は上昇したことで割高に、配当利回りも微妙
  • 配当は減配する可能性はかなり低い
  • 業績好調で過去最高益を更新する見通し

株価指標と事業内容について

はじめにエーザイの株価指標と事業内容を見ていきます。

株価指標について

現在の株価:7,876円

予定年間配当:160円

年間配当利回り:約2%

PER:約27.7倍、PBR:約3.7倍

株価は割高で、配当利回りも特別高くはないです。

※株価は2019年11月26日終値

エーザイ(4523)とは

エーザイ株式会社(Eisai Co., Ltd.)は、日本の医薬品メーカーである。

コーポレート・スローガンは「ヒューマン・ヘルスケア(Human・Health Care)」で、ロゴのhhcはナイチンゲールの直筆サインから取り出したものである(会社ロゴの、赤は動脈を、青は静脈を意味する)。

2012年の世界の医薬品メーカーの売上高における順位は25位で、国内5位に位置する。メインバンクは埼玉りそな銀行である。

wikipediaより抜粋

以前は、アルツハイマー型認知症治療剤「アリセプト」とプロトンポンプ阻害型抗潰瘍剤「パリエット」(米国名「アシフェックス」)の2品目が主な収益源でしたが、現在はヒト型抗ヒトTNFαモノクローナル抗体の「ヒュミラ」と抗がん剤の「レンビマ」が伸びています。

参考:財務データ|エーザイ株式会社

業績推移と株価チャート・配当推移について

次にエーザイの業績推移と株価チャート・配当推移を見ていきます

売上高と経常利益の推移

ここ数年の利益は好調に伸びており、2020年3月期は13期ぶりに最高益を更新する見通しです。

株価チャートについて

下記はエーザイ5年分の週足株価チャートです。

株価は大きく下落、大きく上昇するポイントが所々で現れています。現在は、大きく上昇して若干落ち着いているポイントです。

配当推移について

下記はエーザイの配当推移です。

2015年3月期2016年3月期2017年3月期2018年3月期2019年3月期2020年3月期(予)
150円150円150円150円150円160円

エーザイは私の知る限り30期減配していないです。過去には赤字決算や配当性向が100%を超えたこともありますが、減配は行いませんでした。

エーザイの配当方針は「持続的・安定的な配当を目指す」としています。DOEが目安の一つで、2020年3月期のDOEは7.1%となる見通しです。

減配する可能性はかなり低そうですが、増配する可能性が大きいとは言えないです。

参考:資本政策の基本的な方針|エーザイ株式会社

最近の業績と今後の見通しを確認

最後に最近の業績と今後について考えてみます。

最近の業績を確認

2019年10月30日の決算にて2020年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結税引き前利益は337億円と発表、あわせて通期の同利益を従来予想の1,045億円から1,120億円に上方修正しました。

上方修正した通期計画の1,120億円に対する進捗率は30.1%、過去の業績と比較しても今回の上方修正はかなり強気に感じました。

今後について

株価チャートを見てもわかるように、大きく株価が下落・上昇するポイントがいくつかあります。これは新薬を開発している多くの製薬会社に当てはまることで、「新薬の試験結果・今後の展開情報」が大きく影響しています。

エーザイで言うと、2019年3月にアルツハイマー病治験薬「アデュカヌマブ」の有効性、安全性を評価する臨床試験が低調で、中止を発表したことで大きく株価が下落しましたが、2019年10月には、同治療薬の新薬承認をFDAに申請すると伝わったことで大きく上昇しました。

大塚HDもアルツハイマー型認知症の新薬の試験結果が思わしくないことが伝わると株価が大きく下落しました。

エーザイの新薬申請に関しては認可される可能性が高いとみられ、多くの証券会社は目標株価を1万円以上に設定するなど、新薬に対する期待値はかなり高いです。現在の株価は割高感が出ていますが、実際に認可されればさらに株価が上昇する可能性は高いです。

しかし、仮にマイナスニュースが入った場合、これまで同様に株価が大きく下落する可能性も高いのではと考えています。

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