ダウの犬は日本株にも使える簡単な割安株に対する投資法

簡単に割安な株に投資する方法の一つに「ダウの犬」と呼ばれるものがあります。

今回はその「ダウの犬」の簡単な解説と、日本株にも使えるかもしれない割安株投資法なのか考えてみました。

ダウの犬とは

その昔、1980年代くらいに誕生したもので、ダウ平均を構成する30社の中から割安な順に10社選んで1年間投資するというものです。別名、ダウ10とも呼ばれています。

割安な順番の判断基準には配当利回りを用いる場合もありますが、株主還元策として自社株買いを行ったり、配当重視の会社もあることから配当利回りを基準にするのではなく、PER(株価収益率)が低いものを割安基準とする場合が多いです。

とはいえ、必ずしもPER基準で10社選ばないといけない。と言うわけでもないです。

簡単な投資手順

次に具体的にはどのような手順で「ダウの犬投資法」を行うかです。非常に簡単です。

  1. 年末にダウ30種をPERの低い順に並べる
  2. 上から順に(割安なもの)10社(TOP10)の株を同じ金額購入する
  3. 1年後、再びPERの低い順に並べる
  4. 既に保有している株がTOP10から外れたら売り、新規でTOP10入った株を買う

この3-4の手順を年に1回行うだけです。

ものすごくこんな簡単な方法ですが、この方法が考えられて30年以上経過した今でも実践してる人がいますし、その優位性が存在しています。

ダウ平均株価が基本的にこれまで右肩上がりなのでこの方法が有効という説もあり、これからはわからないとする人もいます。

ダウの犬を参考に日本株で考える

このダウの犬ですが、日本株に適用する場合を考えてみます。銘柄選定に使う条件ですが日経平均株価に採用されている銘柄から選ぶ手もありますが、日経225は一部の銘柄の影響が大きく銘柄選定に偏りが出るので、TOPIXコア30から選ぶ方がダウの犬に似ていると考えます。

TOPIXコア30とは

東京証券取引所の市場第一部全銘柄のうち、時価総額、流動性の特に高い30銘柄で構成された株価指数のことをいう。市場の実勢をより適切に反映させるために年に1回(毎年10月)構成銘柄の見直しが行われている。東京証券取引所により算出・公表されている。

wikipediaより

毎年入れ替わる銘柄は1、2銘柄です。

単純にPER順とはしない

TOPIXコア30をPER順に並べて割安なものを上から10社選びますが、よりバランスを重視するためにこれにプラスアルファの条件として「同じ業種からは一銘柄」というのを加えた方がよりリスクを分散することができます。

例えば、現在このTOPIXコア30をPERの低い順に並べると、三井物産(8031)と三菱商事(8058)、ホンダ(7267)とトヨタ(7203)のように同じ業種の銘柄が複数TOP10に入るのでどちらか一方の銘柄を購入した方がよりリスクが分散できます。

このようにして選んだ銘柄を1年ごとに入れ替えていきます。

最後に

ここで紹介したのは一例です。他の指標なども組み合わせてみても良いかもしれません。

「ダウの犬」の一番のポイントは「時価総額が大きくて流動性の高い銘柄を分散して長期保有する」ことです。これはインデックス投資に近い考えです。

アクティブ投資はうまくいけばインデックス投資よりも結果が出ますが、実際にはほとんどのアクティブ投資がインデックス投資よりパフォーマンスが低いというデータもあります。安全性を考えるのならインデックス投資の考えが重要です。

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