米中間選挙の結果から今後の株価を考える

先日のアメリカ中間選挙の結果、事前の予想通り上院はトランプ大統領の共和党が過半数を維持し、下院は野党の民主党が過半数を奪取しました。

選挙開票中の7日の日経平均株価は、途中経過情報などで乱高下しましたが、終値は前日比61.95円安となりました。

7日のNY株は前日比545.29ドル高の2万6180.30ドルの終値となり、一カ月ぶりに2万6千ドルを回復しました。事前の予想通りの結果となったことで安心感から買われたと推測されます。

今後、この結果がどのように株価へ影響するかを考えます。




過去の選挙結果から考える

今回の結果をうけ、「ねじれ」という表現をよくみますが、前オバマ大統領時代の2010年の中間選挙でも、中間選挙前はオバマ大統領の民主党が上下院とも過半数を占めていましたが、選挙後は今回と同じように野党が下院を過半数奪取する結果となっています。

では、その後の株価はどのように推移したかというと、日経平均はほぼ横ばい、NYダウは上昇となっています。

当時はリーマンショックから立ち直り始めたころであり、「ねじれ」自体が中間選挙の結果自体が株価に大きく作用したようには見えません。

株価にプラス材料として考えられること

中間選挙の結果をうけてNY株が伸びたのは、トランプ大統領の中国など対外関係を含めたさまざまな強引な進め方に歯止めがかかるのではないかという期待などから。

今後、トランプ大統領の動きが制限されることにより、対外関係が急速に悪化することがなくなれば、安定した経済成長を続けるのでは、という期待が持てます。

株価にマイナス材料として考えられること

一方、「トランプ大統領が今後中国やヨーロッパではなく、日本への圧力を強めるのではないか。」との見方も出ています。

その場合、日本の輸出産業、特に自動車業界へ大きな打撃となります。

また、現在1ドル113円台ですが、円高に進めばさらに打撃をうけることになります。

まとめ

「ねじれ」自体は珍しいことではないですが、今回の結果をうけ、トランプ大統領がどのように考え、行動するのか。

これまで以上に強固な姿勢を貫くのか。またそれに対し野党がどのように攻めるのか。が今後の世界経済に影響するのではないかと考えられますが、今回の中間選挙の結果は事前の予想通りのため、市場は織り込み済みであり、選挙の影響でNY株が大きく下落する可能性は低いとみています。

ただし、日経平均はNYダウの影響で上げていますが、決算発表結果からみても上昇よりも下落の方が強いため、注意が必要と考えます。

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