カレンダー効果のアノマリーで簡単に儲かる??

「誰でも簡単に儲かる手法」これほど怪しい言葉はないですね。投資の心得がある人はこの言葉を聞くと怪しいと思うはずです。私もそう思います。

よくネット広告で見かける「誰でも簡単に月10万円以上稼げるFXの手法」なんてのは、怪しさ100%です。

本当に誰でも簡単なら皆やっていますからね。そんな今回は、いくつかの本で紹介されている「投資のテクニック不要、誰でも利益を上げることができる」カレンダー効果について考えてみました。

カレンダー効果とは

「節分天井、彼岸底」、「セルインメイ」などをアノマリーと言いますが、それと似た感じで、週末は下げやすいとか、1月は上がりやすい、7月、8月は下がりやすいのようなカレンダーに注目したものを「カレンダー効果」といいます。

どんなアノマリーもですが、このカレンダー効果も市場に大きな影響を及ぼす出来事があればほとんど意味は無くなります。また、広く知られたものだと逆に狙われたりもします。

とはいえ、中には有効なものがあるかもしれないので自分でしっかり検証してみるのが大切です。仮に有効なら何も考える必要もなく、機械的にトレードをすればいいのでこれほど簡単なものはないです。

月末、月初は株価が上がりやすい?

今回考えるのは「月末、月初に株価が上がりやすい」と言われているものです。ターン・オブ・ザ・マンス効果とも呼ばれていたりします。

月末、月初に株価が上がりやすい理由としては、「給料日が月末、月初に集中していて、給料から天引きされた年金が年金運用口座にながれ、そのお金で株を購入するから」というものです。それっぽい理由ではありますが・・・。

これを利用した投資法はものすごく簡単なもので、 例えば24日に株を買い、6日に株を売る。というものです。(土日の場合、買いは前倒し、売りは後ろ倒し)

過去何十年分のデータでこの方法で簡単に利益を上げることができるそうですが、正直10年以上前のデータがこれから先使えるのか疑問なので、直近のデータを見てみます。

ターン・オブ・ザ・マンスの効果検証

今年2019年の日経平均株価、24日の終値と6日の終値を比較してこの効果を検証してみます。

買い日終値売り日終値結果
1月24日20,574.632月6日20,874.06+299.43
2月22日21,425.513月6日21,596.81+171.30
3月22日21,627.344月8日21,761.65+134.31
4月24日22,200.005月7日21,923.72-276.28
5月24日21,117.226月6日20,774.04-343.18
6月24日21,285.997月8日21,534.35+248.36
1月24日20,574.637月8日21,534.35+959.72

結果は4勝2敗。トータルでは+233.94円ですが、1月24日と7月8日を比較すると+959.72円です。

仮にGW期間の4月24日買い、5月7日売りを排除してもなんとも微妙な結果です。プラスではありますが。今年は下落相場と言われながら今のところ上昇しているので、保有し続けるのが強いのは当然と言えば当然ですが。

これが下落相場の時だとどうなるのか、保有期間を一週間程度に縮めたらどうなるか。色々検証するとリスクを最小限にしてコツコツと稼ぐことができる方法が見つかるかもしれません。

しかし、現時点ではそれほど効果があるとは言えません。

最後に

アノマリーもカレンダー効果もテクニカルもですが、仮に今は有効でもそれがずっと有効なものはないと考えています。

今回のカレンダー効果もそれだけではあまり使えないものですが、他のアノマリーや、テクニカル。例えば、GWは避けるなど、他の要因と合わせて使うことでその精度を高め、非常に便利な武器になる可能性はありそうです。

あくまでも「参考程度」にはなりそうですが簡単に儲けるではなさそうです。

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