貸借対照表の見方から保有してよい株を考える

株式投資の基本は株価の上下を見て投資することではなく、企業を見て投資をすることです。

そのため企業の財務状況を把握して「投資をしてもよいか。」の判断材料とするのはとても重要です。

今回は企業の「持ってる資産」と「借りてるお金」がわかる賃借対照表の簡単な見方からその会社が健全な経営を行っているかを考えてみます。




賃借対照表とは

企業が「どのようにして資金を集めたか」「どのような資金・資産を持っているか」をあらわした表になります。ものすごく簡単に書くと下のような感じです。

図の「負債の部」「純資産の部」を合わせたものが「総資本」となります。

判断材料

実際の表は内容が細かく見る項目もたくさんありますが、まず見るべき項目としては証券会社のサイトなどでも見ることができる簡易的な財務状況、決算情報に掲載されている「自己資本比率」です。

自己資本比率は「資本÷総資本」で表されます。資本は「返さなくてよいお金」、総資本は「返さなくてよいお金+返す必要のあるお金」の合計です。

そのため、自己資本比率が高いというのは返さなくて良いお金で経営しているため、「健全で安定的な経営」をしているとなります。

もちろん、お金は借りない方が良いですが、金利が低い現在ではある程度借りて金利以上の利益を出して会社が成長すればまったく問題はありません。

しかし、将来金利が上がる、またはうまく利益を出せなかった場合、低すぎる自己資本比率はリスクとなります。とはいえ、高すぎる自己資本比率も企業の成長が鈍化している可能性があるとも言えます。

あくまで目安ですが、40-50%くらいであれば比較的健全。20%以下は気を付けたほうが良い水準と言われています。しかしこの水準はあくまで目安であり業種によって異なるため一概に良い悪いとは言えないです。

同業の企業と比べてどうかを合わせて確認するのが良いです。

※特に金融業は自己資本比率が低いのでこの水準は当てはまらないです。

最後に

賃借対照表では自己資本比率以外にもはさまざまな情報を確認できます。

「資本に対する固定資産の割合はどれくらいか」で長期的な安全性をみる。

「流動資産に対して流動負債の割合がどれくらいか」「当座資産に対して流動負債の割合がどれくらいか」を見て短期的な安全性を確認するなど。

※当座資産は流動資産の中でも特に現金化しやすい、現預金・証券などです

賃借対照表は成長企業の判断材料としては難しい場合がありますが、「安定企業・健全企業の優良銘柄」を選ぶ時には重要な材料の一つと考えています

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