株式相場が上昇している時、または下落している時、注目が集まり株式を保有したくなります。
しかし、慌てて飛びついて買うと痛い目を見ることがあります。
投資の手法はさまざま
投資の手法は人それぞれです。
短期売買をする人、長期保有をする人。上昇しているときに買う人、下落しているときに買う人。
それぞれメリット・デメリットがあり、一概にどれが良いとは言えません。
周りの情報に流されない
株式相場が大きく変動するとニュースで扱われます。
上昇しているときは、さらに上昇すると言われ、下落しているときは今が買い時と言われます。
本当に大きく変動しているのか
「大きく変動」と一言で言っても、どこから・どれだけ動いたのか。そもそも前提条件が違うため比較自体が難しいです。
例えば、日経平均が3万円近くから1,000円動くのと、2万円から1,000円動くのとでは意味が違います。
日経平均と個別銘柄
日経平均株価は個別の株式銘柄と切り離して考える必要があります。
元々大きく動く傾向のある銘柄、普段はあまり動かない銘柄など、ここでは大きく異なります。
過去にどれだけ変動したかを調べておくのが重要です。
周りの動きに流されず、慌てない。と言う意味でも銘柄を事前に選定しておく必要があります。
株の買い時、売り時を見極めるのは難しい
株式投資では出来るだけ安く買い、高く売るのが基本です。しかし、現実には簡単にはいきません。
優れた投資家が相場変動時に取る行動とは
ウォーレン・バフェットのような優れた投資家はリーマンショック後のような相場が大きく下落し、世界中が悲観的になっているときに巨額の投資を行っています。
しかし、底値だと思ってもそこから更に下がることも当然あります。バフェットも購入後に更に下落したので保有株式数を増やす(ナンピン)を行っています。
相場変動前の行動
多くの優れた投資家は相場変動前に購入する銘柄を「事前に調べてあります」。変動してから銘柄を探すようなことはしていません。
どのような事業を行い、どれだけリスクがあるのか。将来の伸びしろを事前にしっかり把握し、問題がないと判断した場合に買い進めています。
チャンスを待つ
銘柄をしっかり調べ「すぐに買わない」、「複数回に分けて買う」など注意して行動することが重要です。
たまたま銘柄を見た時が買い時だった、その可能性はかなり低いです。
手遅れの場合も
株式相場に限らず、投資では上昇している時「更に上昇する」という話が良く出ます。そのような場合、既に遅いケースも多いです。
話題になる前に行動出来ていることが重要です。
どのような投資でも、周りの声が大きい、知っている人が多いというのはチャンスが過ぎていることが多いです。