アステラス製薬(4503)の株価を診断、チャートや業績推移を分析してみる

アステラス製薬(4503)の株価は若干割高ではありますが、業績好調で上方修正の可能性があり、証券会社のレーティング評価も上がっています。

今後のアステラス製薬(4503)の株価について、業績や各指標、配当などから見通しを考えてみました

  • 過去の業績と株価チャートを確認
  • 現在の株価、各指標や配当利回りなどから割安度を確認
  • これからの見通しについて、最近の業績や今後の予測から確認

アステラス製薬の業績とチャートを確認

まずは業績推移と株価チャートを確認していきます。

アステラス製薬の売上・利益の推移

過去5年と2020年3月期の予測売上・経常利益の推移です。

2020年3月期の予測は減収・減益の予想です。ここ数年は若干伸び悩んでいる印象です。

アステラス製薬の株価チャート

直近3年の週足の株価チャートです。

2018年は新薬の製造販売申請や臨床結果に合わせて自社株買いなどもあり、利益再成長の期待から株価が上昇していましたが、その後は株価が割高水準であったり、さまざまなニュースに加え業績下方修正から株価が上昇前まで戻ってきました。

現在は2020年3月期の業績上方修正期待から、再度若干買われています。

現在の株価に対する各指標の割安度、配当推移の確認

次にアステラス製薬の各指標から割安度や過去の配当を見ていきます。

株価と各指標、配当利回りを確認

アステラス製薬の現在の株価は1,530円。 年間配当は40円の予定なので年間配当利回りは約2.6%です。PERは15.9倍、PBRは2.31倍です。PBRは割高、PERは若干ですが割高です。配当利回りは平均よりやや良いです。PERを考えるとまだ伸びしろはありそうです。

※株価は2019年9月20日終値

過去の配当推移を確認

アステラス製薬の過去の年間配当推移一覧です。

2015年3月期2016年3月期2017年3月期2018年3月期2019年3月期2020年3月期(予)
30円32円34円36円38円40円

ここ数年は増配傾向です。今期は減益予想ながら増配しています。

経営計画では利益は成長を実現するために事業投資を最優先としながら、配当は安定的かつ持続的に向上することを方針としており、2018年度~2020年度の期間中は増配を目指しています。

参考:経営計画2018|アステラス製薬公式サイト

最近の業績と今後の見通しを確認

最後に最近の業績と今後について考えてみます。

最近の業績を確認

2019年7月30日の決算では2020年3月期第1四半期(4-6月)の連結税引き前利益は765億円と発表、通期計画の2300億円に対する進捗率は33.3%になりました。

今後について

今回の1Qの結果ですが、ここ数年の1Q利益と比較すると2017年には届かないですが、他の年より好調なため、このままいけば会社予想より上振れする可能性(上方修正する可能性)は高いとみています

また、利益を事業投資を優先するのに使うのは個人的には好感が持てます。実際、多くの治療薬の試験結果や承認申請などが進んでいます。

アステラス製薬に限らず、扱う商品が医薬品という以上、法律の改正、新製品の研究・開発の遅延、その他にもいくつかリスクを抱えます。多くの新薬を扱っていますが、キャッシュフローは健全な状態が続いており、無理な配当も行っていないのはプラス材料です。

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