「アノマリー投資」は時代遅れで通用しない

相場の格言には季節習性に着目したものがいくつかあります。「節分天井、彼岸底」、「Sell in May and go away(5月に売って市場から離れろ)」など。

ここ数年のデータを元に検証し、実際にそれらの「アノマリー」が通用するのか見てみます。




アノマリーとは

アノマリー(英語:Anomaly)とは、ある法則・理論からみて異常であったり、説明できない事象や個体等を指す。科学的常識、原則からは説明できない逸脱、偏差を起こした現象を含む。すでに説明できるようになった現象でも、アノマリーあるいは異常という名称がそのまま残ったものも多い。

※wikipediaより

簡単にいってしまうと、「説明しきれないけど、なんとなーく過去はこんな風だよ」という経験則みたいなものですね。

実際、積極的に取り入れている投資家もいるとかいないとか・・・。

節分天井、彼岸底とは

相場は2月初めの「節分」ごろに天井になり、3月半ばの「彼岸」ごろにを打つ。というアノマリーです。「年末年始から上昇してきた相場が調整に入るから」との説が有力です。

しかし、2018年を見てみると3月23日に一旦底打ちしていますが、2月の株価は高くないです。2017年は一旦底打ちしたのは4月中旬、2月、3月はあまり動きませんでした。

Sell in May(セルインメイ)とは

米国市場の格言で、5~6月に相場が天井になるので、それまでに売ってしまい、しばらく相場から離れよう。という意味です。日本市場は米国市場との連動性が高いので、このアノマリーは日本市場にも当てはまるはずです。

しかし、2018年の天井は10月、2017年の天井は11月。ともに5月、6月ごろの株価が高いかというと、全くそんなことはないです。

時代遅れの手法

これら季節アノマリーは確かに5年前、10年前くらいだと当てはまるケースも多く、その時は割と有効な手法でした。

しかし、現在は市場参加者の多くに知られており、AIが機械的に相場に参加している中ではまったくといっていいほど役に立たないものばかりです。

もちろん、たまには当てはまる事もあるかもしれませんが、ここ数年で見るとほとんど関係ない状態です。むしろ、それに踊らされる可能性の方が高いと感じます。

最後に

他にも季節アノマリーはたくさんあります。過去10年分くらいのデータを引っ張ってきて「当てはまる確率が5割以上。」というのを見かけるかもしれません。

過去のデータを参考にするのはもちろん重要です。1月3日の為替暴落時も「過去を知っているか、知っていないか。過去の出来事を生かせたか。」で強制ロスカットを回避した人もいます。

しかし、過去データの中には賞味期限切れのものもあり、あまり過信しすぎるのも禁物です。

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