イオン(8267)株は買っても良い?どうなる株主優待

昨年、2018年12月ごろから株価が下落傾向にあるイオン(8267)ですが、結論から言うと「2019年7月時点では押し目買いが有効だが、リスクも多い」と考えています。それぞれの要因を考えてみました。

押し目買いが有効な理由

一つ目が10月からの消費税増税の影響です。あくまでも「食品スーパー」としては大きな影響はないどころか、外食控えなどで逆に売り上げが良くなる可能性があります。

懸念点があるとすればフードコートは消費税10%なこと、イートインスペースも10%な点です。イートインスペースを利用する場合、意思確認をして、あくまでも自己申告という現実的ではない仕組みのため、わざわざ申告する人がいるのかどうかですが・・・。

とはいえ、イオンは売上高はスーパーが大きいですが、利益のほとんどは総合金融事業とディベロッパー事業なのでそこまで影響がないかもしれません。

2つ目はPER、PBRの指標です。

現在、イオン株の予想PERは62倍、PBRは1.43倍。日経平均のPERは12倍、PBRは1.07倍のためPERの高さが目立ちます。

どちらか一方の指標が極端に高いというのは市場全体につられて安くなる場面ではリバウンド狙いの押し目買いが有効となるケースがあります。

また、現状の利益から割高となっていますが、今後上方修正などがあれば上昇する可能性があります。

少なくないリスク

イオン株はいくつかリスクを抱えていると言わざるを得ないです。

まずは業績の伸び悩みです。

7月5日に発表した1Qの決算ですが、カジタク不正会計の影響で大きなマイナスでしたが、実質でも横ばい。会社側の通期計画は8.4%増益を目指しているので、低調な出足と言えます。これが、現在の株価軟調原因でもあります。

もう一つのリスクは配当です。イオンは30年減配なしの企業ですが、配当性向はここ数年高水準で100%を上回っており危険水準です。この無理した配当が会社の成長を鈍化させている一つの要因であるとともに、今後もこの配当が続くとは言い切れないです。

また、他にも自己資本率の低さ、有利子負債の多さも気になる点です。

NISAで人気のイオン株

私がよくチェックしているSBI証券の週間買付金額ランキング(NISA)ですが、先々週(2019/7/8~2019/7/12)の1位はイオンでした。

先週(2019/7/16~2019/7/19)は3位になりましたが、それでもやはり人気です。以前より、特にNISAで人気のイオン株ですが、NISAに限らず個人で保有する人は優待狙いの人が多いと感じます。

イオンの優待カードはキャッシュバックはもちろんのことイオンラウンジの利用に使う人が多いようですが、このイオンラウンジについては株主総会で「不公平ではないか」、「ラウンジ混雑の原因ではないか」と問題視されている事もあり、今後廃止や変更が行われる可能性があります。

最後に

イオンの公式サイトに下記文言が大きく載っています。

株式投資では配当金や株主優待などのメリットがある反面、値下がりというリスクもともないます。その責任は投資判断を行った株主ご自身が負担することになります。

イオン公式サイトより抜粋

株式投資に限らず投資全般に言えることですが、この通りです。リスクのない株・投資はないです。イオンに関しては利益の伸び悩みが懸念されていますが、決して赤字ではないですし、いきなり赤字に転落するのも大きな出来事がない限り想定しにくいです。とはいえ、現状では将来大きく伸びる点も感じられず難しい状況です。

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