黄色信号が点灯した24時間営業を考える

ここ最近、24時間営業をめぐってセブンイレブン本部とフランチャイズ店が対立しているニュースをよく見ます。

そんなつい先日、セブンイレブン本部が「一部の直営店で営業時間を朝7時から夜11時までに短縮する実験を行い、売り上げへの影響や、人手不足解消につながるか検証する。」のを発表しました。

するとフランチャイズ加盟店側がこれに対し不十分として、本部がフランチャイズ加盟店でも時短実験を実施すると明らかにしました。

働き方改革なども言われている中、24時間営業に関して少し考えてみました。




24時間営業をやめる店の増加

「マックスバリュ西日本」は人手不足で十分なサービスが提供できないため、一部の店舗で続けてきた「24時間営業」をやめると発表しました。

他にも外食チェーンの一部が24時間営業をやめるなど、24時間営業の在り方が見直されつつあります。

個人的には、今は深夜にコンビニに行くことはないですが、大学生の頃はアルバイトで夜遅くなったり、研究中などで深夜におなかがすいた時でもやっているコンビニはすごく便利でありがたい存在でした。

当時から深夜はあまりお客さんはいなかったですが、たまにドライバー(?)の方が来ていたイメージがあります。たぶん場所によって全然違うとは思いますが・・・。

24時間営業にこだわる理由

それにしてもなぜ、セブンイレブン本部は24時間営業にこだわるのでしょうか?

今回、営業時間短縮を一部店舗で実験をして影響がどこまであるか確認するようですが、たぶん時間帯別の売り上げなどは把握しているため、ほぼ予測はついていると思います。そのため、あくまでも最終確認だと思います。

これまで本部は24時間営業をする理由として「企業のブランドイメージでいつでもあいているというのがある」ということですが、一番はフランチャイズ契約という仕組みにその理由があるのではないかと考えています。

当然ですが、通常の営業形態で採算が合わない場合、営業時間短縮や定休日を設けるのは非常に有効な手段です。しかし、フランチャイズ契約の場合、その多くは「粗利益の○%を本部が吸い上げる」(ロイヤリティ)という仕組みです。

例えば、100円のおにぎり1個売れた場合を考えてみます。仮に原価が40円、30%を本部が吸い上げるとします。すると

売上100円
原価40円
粗利60円
本部利益(ロイヤリティ)18円
FC利益42円

となります。

フランチャイズ店(FC)はこの利益の中から、人件費、光熱費、家賃、その他経費を支払う必要があります。しかし本部は利益がそのままが懐に入るので、「売り上げが減る=利益が減る。」に直結するのです。

※各コンビニによって契約が違い、定額方式などもあるという話も聞いたことがあるため、全てにこの仕組みが当てはまるわけではないです。

とはいえ、本部側の気持ちもわかります。深夜帯には利益率が非常に低くなるのを見込んでロイヤリティ率を算出しているはずです。(ここは推測です・・・)

そのため、もし利益率の悪い「深夜の営業をしないのであればロイヤリティ率を上げる。」という行動にとる可能性もあると思います。批判覚悟でこの提案を出すことができるかどうかですが・・・

もし、短縮営業を安易に認めてしまい、他の店舗でも同様に短縮営業を行ってしまうと本部は利益が大幅に減る可能性があります。

24時間営業を続けるには

24時間営業を続けるのが困難な一番大きな理由は人手不足です。今後もその人手不足が大きく解消される見込みはないです。(政府は外国人労働者をアテにしている節がありますが・・・)

そのため、もし今後も24時間営業を続けるのであるならばロボットなどをつかった「無人化」をすすめるしかないでしょう。これはコンビニに限った話ではなく人手不足に悩んでいるところ全てですね。

実際に一部のスーパー、駅の売店では実用化されていて、今後も進む可能性が高いです、コンビニでもセルフレジを2025年をめどに全店舗に導入する方向で進んでいます。キャッシュレス決済が進んでいることも追い風となる可能性があります。

しかし、、、そうなると、そもそもフランチャイズでやる必要すらなくなってしまうかもしれないですね。

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